横浜港は今年開港150周年を迎えました。外国船の往来によって、それまで小さな漁村であった横浜は現在世界有数の国際都市となり、日本を代表する豪華客船「飛鳥U」をはじめとする世界各国の主要船舶が寄港するまでに発展しました。
国土地理院発行の各種旧版地図などを使うことで視覚でこの変遷を容易に把握することができます。古来よりシルクロードや大航海時代での交易によって都市は栄枯盛衰を繰り返しています。今号は貿易に関するカルトグラムを作成しました。
国の大きさで輸入額を、色分けで輸出額を表しました。まず目を引くのが図中央に位置する大きな四角、シンガポールです。輸出入とも大きく、ハブ機能など貿易立国としての産業形態が良くわかります。日米欧先進諸国については皆さんの想像通りでしょう。
今世界経済を支えている新興国BRICs:ブラジル(Brazil)・ロシア(Russia)・インド(India)・中国(China)は輸入は平均的ですが輸出量は多いように見受けられ、中国についてはもはや説明の必要はないでしょう。
一方、東西アジアの国々、フィリピン・インドネシアなどの島国やサウジアラビア・アラブ首長国連邦などのアラビア半島の国々は輸入が大きいことがわかります。当然資金がなければ輸入はできません。前出の国々は安価な人件費による加工品の輸出で、後出は原油などの輸出でそれぞれ成り立っているのでしょう。
アポロによる月面着陸から40年。宇宙世紀を刻んでいく今後、陸海空による国家間貿易は、星間航路という新たな航路によって惑星間貿易へと進化していくでしょう。その変化の中に地球が残っていられるよう、環境問題やグローバリズムなどの諸問題を一人一人が考える時期に来ているのです。
※参考資料:UN, Monthly Bulletin of Statistics, Onlineより
|