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地球の気候変動と地図
毎日、朝4時頃天気図と顔を合わせている。日々気象庁から送られてくる天気図。日本を含めた極東アジアの地図には、気圧配置、気温湿度などさまざまな情報が載っている。
さらに地上、850hPa、500hPaなど、同じ場所の縦の空気の状況も送られてくる。それぞれの天気図には同じものは一つもないので、それ相応の経験と実績を積まなければ天気を予報することはできず、
予報士5年目の自分としては毎日が戦いである。
ただ逆に考えれば、白地図にそういった情報が載っているだけで天気を予想することができてしまうわけだから、そう考えると地図というのはいろいろなことに発展させることができる優れものだと改めて思う。
気候の変動はここ数年大きく、毎日外に立って天気を伝えていると、私が幼い頃より、圧倒的に夏が暑くなったと感じるし、冬の真冬日がなくなってきていることを痛感する。
地球はここ100年のうちに急激に暖まってきている。地球のサイクルには暖候期もあれば、寒候期もある。ただ、この急激な変化は人間の活動の影響だということは一目瞭然で、
気候変動枠組条約(地球温暖化防止条約)でも報告された(本紙P2図@参照)。
本紙P2図@は1906年と2006年の日本の各都道府県の平均気温を比べ、地図化したものである。多少の誤差はあるにしても、47都道府県全てで気温は上がっていた。われわれの人間活動は日々進化し、エネルギーを消費している。
このエネルギーを使うという行為は、地球を壊すとはいっても私たちの生活になくてはならないものでもあり、この行為のあり方を見つめ直す時が来ている。
世界地図とエネルギー消費量
イギリスの産業革命に始まった石炭の時代から、現在は石油の時代へと変化を遂げ、アメリカがその代表として成長を遂げてきた。石炭、石油、天然ガスなどの「一次エネルギー」は、
地球の温暖化に大きく影響しており、そこに自国がどれだけ加担しているかをまずは自覚する必要がある。世界地図にエネルギー消費量を重ねて表示すると、全世界では石油換算にして112億トンを必要としており、
日本の場合、面積に対しての消費量(5億3,300万トン)がどれほど大量かは明白である。
反面、今私たちが守ろうとしている緑は、樹木をエネルギー源としていたメソポタミア文明の頃を思えば、18世紀から使用し始めた石炭や石油というエネルギーの出現により、伐採をまぬがれてきたという経緯もある。
このような背景のもとで次世代のエネルギーを模索している現在、クリーンエネルギー(風力や太陽光などの再生可能エネルギー)の普及率もまた世界地図にあてはめると、
一次エネルギーの消費量に対してまだまだ遅れをとっているのが見て取れる。
風力発電、太陽光発電は資源に限りがない一方で、気象条件に左右されると共に、特に日本においては土地が狭く、なかなか有効利用できていないのが現実だ。ただ一方で、日本は技術力に長けている。
省エネ技術は世界トップクラスで、二酸化炭素排出量をいかに少なくするかを工夫した商品が数々発表されている。来年には電気自動車も一般道にお目見えし、石油を使わずに充電式で走るようになる。
各所に充電所を設置し、それも太陽光を利用できるようになれば、新たなエネルギーシステムとして日本が世界のお手本になれるかもしれない、と個人的に期待している。
そういった生活がもとになって意識に変化が訪れて実践へと繋がり、いつの日か、日本が世界に誇れるそして世界の国々が「地球に優しいエネルギー消費地図」を完成させ、
それを持続できる時代が来ることを願って継続的な活動をしていきたいと考えている。
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