図は各国の近代オリンピック(夏季・冬季)でのメダル総獲得数をカルトグラムで表現したものです。欧米、ロシアのような参加回数の多い国や先進国が多く獲得していることは想像できますが、
ハンガリー・ルーマニア・ブルガリアの東欧3カ国もメダルを多く獲得していることがこの地図で良く分かります。
今回はこのほかに各国のGDP(国内総生産)額※を利用してメダル1個あたりの価値、または1個獲得するのに掛かった費用を色分けして表現しました。
サウジアラビア・インド・マレーシア・ペルーなどの国々はメダル獲得数も少なく、メダル1個に対する価値が非常に高いと見ることができます。また、アメリカ・日本・スペインなど
先進国で色濃く表示されている国々は、メダル1個を獲得するのに費やしている費用が高い国と見ることができます。逆に前出の東欧3カ国とキューバは少ない予算で大きな結果を残していると言えるでしょう。
全体として、国の大きさ、すなわちメダル獲得数は北半球側が大きく南半球側が小さくなっています。これは冬季大会も含めているのが一因でもありますが、
経済の南北格差も大きな理由の1つと考えられます(アフリカ大陸は、図の中央あたりに位置しています)。しかしながらメダルの価値を表す色の分布は南北で大きな差は見られず、
中南米では価値の高い国が多いようです。今年の北京大会の結果をこのカルトグラムと比較してみてはいかがでしょうか。
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